施術者になるまで
200年後の地球への遺言
祖父が亡くなった時 お坊さんが「この人は(自然)という文字だけで十分だ」と戒名を『釋自然(しゃくじねん)』と名付けました。今世の名前がつかないほどに、自然を愛し亡くなるその日まで自然体に生きた人でした。
その足元で育った私は、物心ついた時から、生命や自然を観察しどろんこになって遊び、空を見上げては空想にふける女の子。風と遊び、虫と戯れ、祖父の小屋には「Newton」の科学誌が並び、表紙の惑星や地球を眺めていました。
当然私の頭の中は、「地球に足がなんでくっついていられるんだろう〜て重力ってすごい!」「バッタの血って緑なんだ」意識の中にずっと、生命の神秘と地球の美しさを感じていたのだと思います。
重力を考え、動物を見習って、お産は自宅出産、次男に関しては哺乳瓶を一度も使わない子育て、自然育児をしていた先に施術家の道に入りました。誰より元気だった友人が30代で脳梗塞で倒れたこと、半身不随の彼女に何もしてあげれられない自分、そして東日本大震災で物の価値の儚さを感じ、「手」さえあれば隣の人に何かできる生き方をしたいと学びを深めていきます。
自然療法、お手当、霊気、気功整体から入った私は、その後エネルギー療法やオーラチャクラの調整、気功整体療術、遠隔治療なども学んでいきます。
人に触れること、喜んでもらえることは嬉しかったのですが
目の前で不調を感じている息子や、大切な人の課題解決がしたい
その頃から、トリガーポイント療法やメディカルヨガ、解剖生理学、鍼灸や理学療法士の分野に興味を持っていきます。そして鍼灸の資格を取るか迷った末に、ご縁があり世界水準のリラクゼーションセラピーと出逢い、オーストラリアの国家資格『Certificate Ⅳ in Massage Therapy』を取得
意外と好きだった解剖生理学の世界。人体の神秘に魅了されていきます。(実は元エンジニア、プログラミングをするなら体のプログラミングをと)
とにかく資格を取った頃、骨盤矯正、姿勢矯正、プロポーション、肩頚テクニック、腸セラピー、ストーンセラピー、ハンド、フット、脳梗塞のセミナーに通ってみたり、五十肩の講座を受けたり、野球肩、テニス肘etc
それで起きたことはエゴの到来
何かしてあげたい!!これだったら治せるはず!!治療協会の正会員にもなり
この頃は気功整体院として経験値も人数も増えてきて自信に溢れていたのでしょうね。
相手の心と体を汲み取る前に、自分がこうしたいが溢れてました。学んだ分結果は出るのですが、ある時大切な人にもう触らないでほしいと言われる体験をしました。
「機械だと思ってない?私は人間だよ!」
自然のリズムを中心に生きることで、私たちが本来この地球に生かされている生命であることを思い出していきます。
頭で考えるのではなく、心地よいのか悪いのか、違和感を感じ取れるセンサーを磨いて行くことで、明確になる真のよろこびに向かって生きていきます。
『自然・心・カラダ』
をひとつの繋がりと捉えること
当サロンでの講座やボディーワークで一番大切にしていることです
自分のセンサーを信頼していれば人は幸せで生きられる
そのためにもゆたかな心と体になっていきましょう